三つの開発

当社の行動指針の中にある『三つの開発』。
「マーケットの開発」、「最適デザインの開発」、「強いつくりの開発」を推進し、独自の技術とアイデアで新たな製品を創造します。

1 マーケットの開発

自動車や農業機械のほか、さまざまな分野において新しい用途を創造し、お客様の課題を解決することにより独自のマーケットをつくります。従来の使い方に固執せず、押し・引き・曲げ・揺動など自由な発想により、新たな価値を付加します。

実用例

ベベルギアーの代用

増減速はできませんが、ユニバーサルジョイントを使えば、全体的にコンパクトになり、ケースの加工精度もギアーと比べて、ラフでも差しつかえありません。

ベベルギアーの代用

エアーシリンダーにつないだら

必ずしも回転させるだけでなく、このようにつなげば面倒な芯出し作業をしなくても動きはスムーズ。もちろん回転もOKです。

エアーシリンダーにつないだら

シャフトドライブ

ベルトを掛ければプーリー、プーリーを使えばプーリーカバーという発想からは、新しいデザインは生まれません。ユニバーサルジョイントならシャフトドライブです。コンパクトでメンテナンスフリーの動力伝達機構が実現可能です。

シャフトドライブ

カップリングの代用

場所によってはこのような使われ方も。カップリングに比べ芯出し精度がラフでも、ユニバーサルジョイントならば動きもスムーズ。組立工数も削減できます。

カップリングの代用

回転をしながら角度を変えられる

中間または片側端を伸縮可能な構造にすればこのような動きもできます。

回転をしながら角度を変えられる

2 最適デザインの開発

単に要求に応える製品を作るだけでなく、ホンモノの価値と安心を提供し、当社とお客様双方の利益になるデザインの実現を目指します。

設計

お客様のご要望を詳しくヒアリングし、長年培ったノウハウと最新技術によって工程設計・金型設計を行います。製品が基準を満たしていることはもちろん、コストダウン、生産効率アップにもつながる、最適なデザインをご提案します。

デザインを設計している様子

評価試験

各種の部品や製品にさまざまな負荷を加えて、その疲労強度、耐久性などを確認する試験を徹底して行います。その試験機も自社開発によるもので、負荷の種類(荷重、振動など)に応じて多様な評価試験が実施できます。

疲労強度耐久試験機
疲労強度耐久試験機
据え切り耐久試験機
据え切り耐久試験機
泥水耐久試験機
泥水耐久試験機
据え切り耐久試験機
裾え切り耐久試験機

3 強いつくりの開発

Q(品質)・C(コスト)・D(リードタイム)・S(安全)・E(環境)を最適化し、強みをさらに強くする「つくり方」「つくる設備」の開発を進めます。素材以上の性能にすることができる冷間鍛造製法にこだわり、全ての工程で独自の生産システムを構築しています。

金型製作

経験豊かな職人の技と専用設備により、金型の製作・熱処理を行っています。高精度な金型が内製できるので、製品開発のスピードアップが可能となっています。

金型制作

焼鈍

品質維持やリードタイム短縮のため、材料の熱処理加工も社内で行っています。さらに、設備をコンパクト化することにより、必要な時に必要な量だけを処理でき、ムダを出さず、環境にも配慮しています。

焼鈍

冷間鍛造

加工が難しい冷間鍛造ですが、高い開発力や技術力を背景に、シンプルで使い勝手がよく、効率性にも優れた設備によって、常に安定した良質なステアリングジョイント生産ができる体制を整えています。

冷間鍛造
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